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Choice CD-ROM 6 - Disc 1.iso
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Text File
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1997-05-12
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1KB
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25 lines
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「じゃーな。今日、楽しかった。ちゃんと着替えて寝ろよ」
中枢部分の占拠、そして破壊……俺は呪文みたいに心の中で繰り返し呟く。そうだ。マサミだけは巻き込まないようにしなきゃな。それくらいの甘さはゆるされるだろ……。
背中のマサミが床に立ったのを確認して、俺は立ち去ろうとした。
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「帰っちゃヤダ」
突然、すねるようにマサミが言った。
「わかってるクセに。どうしてそうなの? 昔からそう。明るくてひょーきんなトオルくんを演じてる」
……そうくるか……。
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けどマサミだって同じようなもんだ。物静かなお嬢さんのフリして、ホントはぜんぜん明るくて子供っぽい。で、ちょっと情熱家。
「あたし、ホントは知ってるんだからね。トオルくんがここに来た理由。……別の名前で呼んで欲しい?」
ゲゲゲ。なんで!?
/
「た、タンマ!! 言うな、バラすな!! 頼む!!」
カッコ悪いが仕方ない。俺はマサミにすがりついた。……とたんにマサミは笑い出した。カラカラカラってカンジで。
「うぉ~、マ~サ~ミ~! てめ~! 騙したなぁ!!」
「キャー、ゴメンってば~」
/
子供のようなやりとり……わかってる。コイツも演技だ……。
選択肢
①演技を続ける
②冗談じゃねぇ!